プラスチックの構造について
プラスチックは、単量体が重合して長くつながった重合体からできているのは、常識のように考えられているそうです。1926年にシュタウンディンガーが提唱してから、こういった巨大分子の考え方が定着しました。今から100年ほど前のことです。巨大分子といっても、その長さは引き延ばしても数千オングストロームなのだそうです。非常に多数の種々の長さの分子が集まってプラスチックの性質を示しているということです。このような巨大分子の多分子性という考え方に基づいてプラスチックのいろいろな性質が分かりやすく説明できるそうです。プラスチックには、結晶性のものと非晶性のものがあるそうです。非晶性というのは、非結晶性、無定形ともいいます。結晶というのは、巨大分子の分子鎖の一部が同じ分子または別の分子と特定の構造をして並んだ部分となるそうです。