包装と技術・PETボトル技術とは

粘性食品が内面につかないといったコーティング技術が適用されたら、年間100万トン規模の食品が節約できると考えられています。容器に付着して捨てられる調味料は年間100万トンに登り、それらは製品全体の15%に及ぶと言われています。

サントリーは2016年に、アメリカのバイオ化学ベンチャー企業と手を組み、100%植物由来原料のPETボトル容器を開発中であることを日本とアメリカ両国同時に発表しました。その発表によるとすでに実用化しえている植物由来原料30%使用PETボトルの開発技術と、今回の新技術を組み合わせるものということでした。

PETボトル原料の70%を構成するテレフタル酸の原料となるバラキシレンを、食料用原料のサプライチェーンに影響が出ないように、非食用の植物由来のみから生成することを目指しています。