機能性金属容器

2020年4月3日 0 投稿者: admin
金属缶の種類は、大別して3ピース缶と2ピース缶とがあります。3ピース缶は、缶胴と底蓋、および天蓋の3つの部分から構成され、2ピース缶は、コップ状の缶本体と天蓋から構成されています。3ピース缶は缶胴の接合方法によって、はんだ缶、接着缶、溶接缶に分類され、はんだ缶は、ぶりき(すずメッキ鋼板)をはんだ付けにより接合して缶胴を形成したもので、最初に開発された金属缶ですが、現在はほとんど使用されなくなりました。接着缶は、ナイロン12のフィルムを接着剤に使用して缶胴を接合するタイプで、少し前まではコーヒー飲料などを中心に多く製造されていましたが、現在では2ピース缶のポリエステルフィルム・ラミネー卜缶(TULC)に取って代わっています。昨今、使用量が多い3ピース缶は溶接缶です。2ピース缶には、DI(Draw & Ironing)缶、TULC、打抜缶、DRD(Draw& Redraw)缶、リシール缶があります。2ピース缶の代表的なアルミタイプのDI缶の成形工程は、素材をカップ状に絞る工程とこのカップの側壁をしごき加工により薄肉化する工程から成っています。しごき加工時は加工熱が発生するため、しごき工程ではクーラントと呼ばれる潤滑油エマルションを吹きつけて冷却しながら成形が行われます。したがって、成形加工後には洗浄工程があり、排水処理が必要です。成形後、洗浄されたDI缶は表面処理、内外面の塗装、印刷などの工程を経て製品となます。金属缶に充填される内容品の種類は、缶種によってある程度決まっており、3ピース缶の溶接缶の主な用途は、コーヒーなどのレトルト飲料、エアゾール製品、カセットガスなどです。2ピース缶のDI缶は、ビール、発泡酒、チューハイ、炭酸飲料の容器に適してします。魚肉や畜肉などの調理食品、ベビーフードなどには、DRD缶が用いられています。以前、金属缶は食品に多く使用されていましたが、最近では全体の4~5%と激減しています。