内面材の耐熱性

2019年11月4日 0 投稿者: admin

120℃殺菌の普通レトルトおよび135℃殺菌のHTST法ハイレトルト用のアルミ箔積層タイプのレトルトパウチの内面材として、エチレンープロピレン・ブロック共重合体が使用されています。このフィルムの融点は157~160℃程度です。アルミ箔積層タイプのレトルトパウチに油脂を含む内容物を充填してレトルト殺菌を行うと、パウチの表面上に柚子の表面のような細かなデコボコが生じ、外観が悪くなり商品価値を落とすような現象を起こる場合があります。この柚子肌現象は、CPPが軟化点以上に急激に加熱され、熱収縮を起こすと同時に、油脂がCPPの分子構造内に収着されて不均一な熱収縮を起こすためと考えられています。この柚子肌現象は、あらかじめ熱収縮の起こらない100℃以下で加熱し、油脂を均ーかつ飽和状態まで浸透させることにより防止できることが確認されています。実際的な対処方法としては、熱収縮の少ないCPPを使用したりしてCPPの分子構造面からの防止策がとられています。