食品の包装

2019年3月10日 0 投稿者: admin

包装について長々と考える人は中々いらっしゃらないでしょう。業界の人間ならいざ知らず、一般の人が商品を購入するたびに、一々包装の細部を意識するのは不自然でさえあります。しかし包装について改めて考えてみると、その奥深さに気付かされます。また、「詰める」「包む」「守る」「装う」といった役割を担う包装用品も、多種多様であることを知るはずです。食品の包装にテーマを絞っても、人類は長い歴史の中で、腐りやすい食べ物を如何に保存し、持ち運び、或いは売るのかを考え続けてきました。現代にあっては食品包装の技術も進歩を遂げて、都市に生きる人々の食生活をひっそりと支えています。実際、生産者の手から消費者の手に食品が渡るまで、包装用品の力を借りずに済ませることは出来なくなっています。それにもかかわらず、我々は食品包装についてほとんど何も知り得ていないのです。

食品包装の歴史について詳しく知っている人はごく一部に過ぎません。食品関連の企業で働いていても、栄養士であっても、包装までは勉強していないものなのです。実は日本には日本包装学会なる組織が存在し、広報活動を展開しています。そこでは、包装の歴史を始め、包装の形態、材料、機能等について説明されています。こうした機会を捕えてぜひ食品包装に関する知見を高めて下さい。

人間は太古より食べ物を保存する必要に迫られたため、それを収納するための容器は絶えず開発されてきました。もちろん原始時代においては便利な市販品などあるはずもなく、瓢箪や竹、各種葉っぱを用いたと考えられています。その他、ヤシの果実や巻貝等も入れ物に転用されていたことでしょう。共通するのは、天然の産物であるということです。